豪雨による冠水は、死に繋がる危険があります!

自動車の冠水による、死亡事故は誰にでも起こる災害です!

地球温暖化の現象により、局地的豪雨による被害が目立つようになってきました。
先日も宮城県では大雨による災害が発生しております。

今回は大雨による命に関わる非常事態時に役立つ情報としてお役に立てたら幸いです。
今後、台風の時期もありますので多くの方に情報共有をしていただき一つでも多くの命が救われることを
強く願い記事としてご紹介いたします。

車が冠水するとどうなるのか?

水深が床面を超えると、車内に浸水して電気装置が故障するおそれや、マフラーから浸水してエンジンルームが損傷するおそれがあります。
その結果、次のような不具合を生じるおそれがあります。

・自動スライドドアやパワーウインドウが動作しなくなる

・エンジンやモーターが停止し、再始動できなくなる

【注意!】
水深が床面以下であっても、走行速度が大きくなると、車両が巻き上げた水や生じた波により、吸気口からエンジンに浸水し、最悪の場合、エンジンが停止して動作しなくなるおそれがあります。
また、電気自動車やハイブリッド車では駆動用のメインバッテリーに浸水すると全てが停止するおそれがあります。

【注意!】
水流がある場合、車両が流されるおそれがあり大変危険です。

○ タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて移動が困難になるおそれがあります。
○ 水深がドアの下端にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドア高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。※1、※2
  • ※1 内外の水の高さが同じになるまで浸水すると、内側からドアが開くようになります。
  • ※2 自動車のガラスは、脱出用ハンマーで割ることができます。ただし、フロントガラス及び一部のドアガラス(各メーカーにご確認ください)は、合わせガラスのため割ることはできません。脱出用ハンマーは、新車購入時にオプション購入するか、自動車の販売店・用品店で購入可能です。

(図は、冠水路走行テスト(JAFユーザーテスト)を引用)

 

○ 冠水した道路では、路面が見えづらくなります。水深や道路の端がわからない場所(アンダーパスなど)には進入しないようにしてください。

○ 水が引いた後も、エンジンをかけないでください。また、発火するおそれがありますので、バッテリーの端子(マイナス側)を外してください。(ただし、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車及びハイブリッド自動車は、高電圧のバッテリーを搭載していますので、自分で対処せず、自動車整備工場等にご相談ください。)

○ 一度浸水した車両は、運転可能であっても、電気装置等が損傷を受けているおそれがあるため、自動車整備工場等で点検整備を受けるようにしてください。

○ その他車両ごとの注意事項については、車両に備えられているオーナーズマニュアルをご覧ください。

注意するポイント!

  • 同じ水深でも、速度が高くなると巻き上げる水の量が多くなり、エンジンに水が入りやすくなる。
  • 速度を落とせばある程度まで走行できる可能性はあるが、他の要因でエンジンが止まることもあるので、走りきれるとは限らない。
  • 実際の冠水路では水深も水の中の様子もわからないため、冠水路に遭遇したら安易に進入せず、迂回することを考えた方がよい。

 

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