大雨・ゲリラ豪雨・台風から命を守るための知識!

前回の雨による災害時の投稿に引き続き、

今回は、自動車が水没した場合の脱出方法をご紹介いたします。

崩壊しそうな橋やアンダーパスなどの冠水道路に遭遇したとき「大丈夫かなー・・・」と思い突き進まず「そうした場所をすぐに避ける!」ことが一番対処法です。

濁りの酷い泥水は水の深さが非常に分かりにくいので、もしもうっかり深みにはまった上に車内に浸水してきたら、慌てずに退避しつつ、場合によっては車は諦めて一刻も早く脱出し命を守ることを考えましょう。

 

前回お伝えした通りある水位に達すると車はあっという間に動かなくなります。

  • 吸気口やマフラーから水が侵入してエンジン停止
  • タイヤが水没すれば車体が浮いて操縦不能
  • ドアにまで水が達すれば開閉不能

こうしたケースに備えて準備しておくと心強いのが、窓ガラスを割るのに使う脱出用ハンマーや、シートベルトカッターです。電装系が故障するとパワーウインドも開かなくなるので、もしもの時の為に車内に準備しておくといいでしょう。

また、フロントガラスは2枚ガラスの構造なので割れないので覚えておきましょう。

ここまで、大雨などに災害の影響で車の走行時のリスクや注意点をご紹介してきました。
では、そうした事態を避けるにはどのような対策や準備が有効なのでしょう?

 

以下では、大雨が降った時の判断する基準となるものを3つ紹介します。

①ハザードマップ

土砂崩れなどの自然災害が多発していることから、近年重要度が増しているのがハザードマップです。
主に市町村が作成しており、ゲリラ豪雨や大型台風が起きた場合に浸水や土砂災害の発生リスクが高い地域を確認できます。

ハザードマップを確認すれば、特に冠水しやすい場所が把握できるでしょう。近年スマートフォンなどでも気軽にチェックできるので、天候や河川の状態が普通ではないと感じた段階で、危険な場所と比較的そうでない場所を調べておくことが大切です。

 

②雨量

天気予報や雨雲レーダーなどで雨量を基準として危険度を判断するのもおすすめです。
車を運転する際は、地域ごとの大雨や洪水情報をこまめにチェックしましょう。

また、気象庁のホームページには、雨の降り方から受ける印象によって運転時の危険度が分かる「雨の強さと降り方」という一覧表も設置されています。

③地形などの特徴

普段よく通る道路の場合、大雨の際に危険かどうかを事前にイメージしておくのも大切です。
例えば、河川や用水路・排水溝と並行していたり田んぼに面していたりする道路は、水があふれると道路との境界線が分からなくなります。

また、高架下やアンダーパスは水が溜まりやすい上に、一度はまると脱出しにくい構造です。
山沿いの道路でも土砂崩れや道路の寸断、孤立化の危険があるので、慣れた道でも普段から迂回路などを把握しておきましょう。

事前の準備や情報で、もしもの時、命が助かることもあれば、情報の共有によって助けれる命もあります。

是非、自分の身にも起こることを強く意識し安全な日常を!

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